クローン病・潰瘍性大腸炎と食事、友人・人間関係について

クローン病・潰瘍性大腸炎と食事”C&C Diet”

クローン病・潰瘍性大腸炎と食事、共に向き合ってくれる仲間を作る

病と向き合う、付き合う…それはとかくネガティブになりがちで、外出や友達づきあいも減ってしまいがち…それゆえに明るく楽しく生きるためには、正しい情報収集も大切。QOL(Quality Of Life:生活の質)を向上させるためにも、アメリカをはじめとする海外情報なども踏まえて『前向きに、明るく過ごす生活』を探していくのが、このサイトのポリシーであり、モットーでもあります。個人差のある性質をもつものですので、情報と体調を照らし合わせながら、緩解期間を維持していくよう(もしくは治癒できるよう)努めていきたいですね。
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《友人関係と仲間づくりについて》


クローン病や潰瘍性大腸炎になって、生活や友人関係は一変…そういうことも少なくないと思います。

食べるもの、食べることを共有しづらくなるということは、誰かに何かを言われなくても自分の病気を責めてしまいがちです。

社会人になると、お酒の席も多いことから、(基本的に深酒が良くないとされているゆえ)付き合いも悪くなってしまうということもあります。

お酒の部分では、もともと飲めない(飲まない)人も増えてきていることから、食べ物ほど弊害はないようですが…。

人は、本質的に”他者とのつながりや共有”を欲しています。それが少なくなると内にこもってしまいがち…それでは体のためにも心のためにもよくありません。

とはいえ、
日本人の傾向性として、”病人を敬遠する傾向”が少なからずあります。それは障害を持つ人に対する視線・視点と似ています(海外では”それも個性である”と捉えています)

そこで、私の体験を少しお話しましょう。

私がクローン病になり、それを親しい友人などに話すと『可哀相に…』とか『大変だねぇ〜』という答えが返って来ます。

中には少数派ですが『何なら食べれる?食事に行く時は合わせるよ』と言ってくれる人もいますが…割合的には本当に少ないです。

こちらの方も、食べるものに気を使いながら、友人付き合いをしていくのは疲れます。気を使われ(過ぎるのも)あまりいいものではありません。

《一方アメリカでは…》

CCFA(アメリカによるクローン病・大腸炎の団体)主催の”TAKE STEPS BE HEARD”というウォーキング&ファンドレイジングのイベントが各地で開催されています。

主旨としては”友人や家族、同僚と共に参加するイベント”で、”皆で資金調達することで治療のために前進していく”といったもの。日本ではあまりない発想です。

※現在動画が非公開になっております。

この動画を観ても、雰囲気から『自分は一人ではない』という力を得られます。アメリカは”200人に1人”がIBD患者だと言われています。それゆえ、取り上げられ方も違います。日本と比較するのも難しいかも知れません…しかし、同じ人間です。

アメリカに在住する私の友人が、前述のウォーキング&ファンドレイジングイベントに参加してきてくれました。事前にCCFAの事務局に問い合わせてから参加してくれたのですが、その(事務局からの)返信内容もあたたかいものでした(転送して見せてもらったのです)。

そして、そのCCFAの事務局の方が後日”出来ることがあれば何なりと言ってきて下さいね”という言葉まで添えて下さいました。私はとても感動し、今でも心にずっと残っています。

”I'm only one voice, but together we'll be heard.”
(たった一つの声でも、皆で一つになればその声も届く)


イベントのキャッチフレーズでもある、この言葉が私は大好きです。



おしながき

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